人的資本経営時代において人材マネジメントは、
大きな変革期に差し掛かっています。

企業価値を向上させるために、経営戦略と連動した人材戦略が不可欠です。
そこで、人材を企業価値創出の原動力とし、最大限その価値を引き出すために人材ポートフォリオの最適化をデザインし、実行する人材育成担当者のプロフェッショナル化が急務となりました。
そのような状況下、人材育成担当者が取り組むべきことは何か。人材育成の本質に向き合い、自社に合った人材育成の在り方について、考える力を養うことが必要でしょう。
本講座では、理論と実践のすり合わせをすること、進化した人材育成思想や手法の取り入れなどを学び、
人材育成担当者のプロフェッショナル化を目指します。
プロフェッショナルな講師陣とともにご一緒に学びましょう。
人材育成変革リーダー養成講座コーディネーター
楠田 祐

PROFILE

略歴

NECなど東証一部エレクトロニクス関連企業3社の社員を経験した後にベンチャー企業社長を10年経験。
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)客員教授を7年経験した後、2017年4月よりHRエグゼクティブコンソーシアム代表に就任。2009年より年間数百社の人事部門を訪問し続け、人事部門の役割と人事のキャリアについて研究。2015年は日テレnews zeroのコメンテーターを担当。現在は人事向けラジオ番組のパーソナリティ担当及び10年連続年間50回以上セミナー登壇。多数の企業で非常勤取締役や顧問なども担う。
シンガーソングライターとしても活躍。

著書

「破壊と創造の⼈事」(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)2011年は、Amazonのランキング会社経営部⾨4位(2011年6⽉21⽇)を獲得した。
最新の著書は「内定⼒2017〜就活⽣が知っておきたい企業の『採⽤基準』」(出版:マイナビ)

本講座の目的

経営環境が大きく変わる中、個人と組織の活性化に向けて企画・立案・実行ができる「人材育成のプロフェッショナル」育成が急務です。
人材育成の「変わるべきものと変わらざるべきもの」とは何かを理論的及び先進的な講義を通して考える力を養うことで、自社の人材育成戦略について再考することを目的とします。

到達目標

人材育成のプロフェッショナルとして、自社の人材育成に変革をもたらすための見識を持つこと。
  • 人材育成変革リーダーの養成を目的とした講座ですが、受講は育成・人材開発ご担当者様に限りません。
    人事のスペシャリストを目指す方も是非ご参加ください。

Instructor講師

  • 学習院大学
    経済学部経営学科
    教授
    守島 基博
  • 株式会社サイバーエージェント
    常務執行役員CHO
    曽山 哲人
  • ヒューマン・ラポール研究所
    代表
    奥⽥ 英⼆
  • 日本アイ・ビー・エム株式会社
    人事
    タレント・ソリューション・ストラテジスト
    藤本 亜子
  • 3M Company
    Talent, Learning & Insights,
    Global Learning Operations Lead
    シナダ カズエ

Curriculumスケジュール・カリキュラム

  • 第1講

    オリエンテーション

    2022916日(金) 18:00〜21:00
    1. 基調講義
    1. オリエンテーション
    1. 受講者自己紹介
  • 第2講

    人材育成の再構築へ向けて~この講座を通じて考えて欲しいこと~

    2022107日(金) 18:00〜21:00
    この講義では、「人材育成」とは、何で何を目指す活動なのかを、現代的なコンテクストのなかで考え直します。経営環境が大きく変わり、またポストコロナに時代に入る今、これまで行われてきた「人材育成」で良いのでしょうか。働く人には何が求められるのでしょうか。またそのなかで人事部門は何をすべきなのでしょうか。重視されるのは、「人材育成とは、個の自律的な成長を支援する活動である」という視点です。
    1. これまでの人材育成とは何だったのか
      1. これまでの人材育成
      2. 低下する人材育成投資・壊れはじめたOJT
      3. 人材育成から成長支援へ
    2. 成長支援とは
      1. 成長支援とは何を意味するのか
      2. なぜこの転換が必要なのか
      3. 成長支援時代の人と組織の関係
    1. 働く人に求められる「成長自律」
      1. 成長自律とは何を意味するのか
      2. 成長自律とキャリア自律
      3. 成長自律によって得るものと失うもの
    2. 成長支援を進めるために人事として何ができるか
      1. どうすれば、成長環境が整備できるのか
      2. 「個」の把握の重要性
      3. 働く人に出すべきメッセージと経営者に出すべきメッセージ
    学習院大学
    経済学部経営学科
    教授
    守島 基博

    PROFILE

    人材論・人材マネジメント論専攻。イリノイ大学でPh.D.(人的資源管理論)を取得後、カナダ・サイモン・フレーザー大学助教授、慶應義塾大学助教授・教授、一橋大学大学院教授を経て、2017年より現職。2020年より一橋大学名誉教授。著書に『人材マネジメント入門』『人材の複雑方程式』『全員戦力化 戦略人材不足と組織力開発』などがある。
  • 第3講

    フィードバックが人の成長を加速させる

    20221021日(金) 18:00〜21:00
    人の成長を加速させる方法を学びます。実践知と理論を織り交ぜ、個人単位でできる育成と組織全体を活性化させるフレームワークを理解します。すぐに使える具体的なアクションも学びながら、成長が加速する環境をつくる力を養います。
    1. 育成のフレームを理解する
      1. 経験学習理論
      2. 自走サイクルと決断経験
      3. 環境が人を育てる
    2. 育成上手になる3ステップ
      1. 育成で最も大事なこと
      2. 育成目標
      3. 育成計画
      4. 育成進捗
    3. 育成効果を上げる5つの習慣
      1. 期待をかける
      2. 考えを聞く
      3. 障害を排除する
      4. 褒める数を増やす
      5. あきらめない
    1. 育成効果を上げる5つの習慣
      1. 期待をかける
      2. 考えを聞く
      3. 障害を排除する
      4. 褒める数を増やす
      5. あきらめない
    2. 人を多面的に理解する
      1. モチベーショングラフ
      2. ナインブロック
      3. ストレングスファインダー
    1. 人を多面的に理解する
      1. モチベーショングラフ
      2. ナインブロック
      3. ストレングスファインダー
    2. フィードバックカルチャーをつくる
      1. コーチングとフィードバック
      2. 具体的なフィードバック法
      3. 制度の中にフィードバックを盛り込む
    3. 承認スピードによる加速
      1. 経営と社員が一緒になって考える
      2. スピードを優先するメリット
      3. 文化づくりに必要な経営の言行一致
    株式会社サイバーエージェント
    常務執行役員CHO
    曽山 哲人

    PROFILE

    上智大学文学部英文学科卒。1998年に株式会社伊勢丹に入社し、紳士服の販売とECサイト立ち上げに従事。1999年に当時社員数20名程度だった株式会社サイバーエージェントに入社。インターネット広告事業部門の営業統括を経て、2005年人事本部長に就任。現在は常務執行役員CHOとして人事全般を統括。キャリアアップ系YouTuber「ソヤマン」としてSNSで情報発信しているほか、「若手育成の教科書」「クリエイティブ人事」「強みを活かす」などの著作がある。
  • 第4講

    “心の時代”における「個」と「組織」の戦力化
    ~多様な“個性”を活かす~

    2022114日(金) 18:00〜21:00
    「個」と「組織」の戦力化という切り口から、21世紀型「心のマネジメント」についての考察を深め、実務で役立つ理論と具体例を紹介しながら、心理学的アプローチをもちいて自社の課題を発見し、自ら解決策を考える力を養います。
    1. 「個」と「組織」の共通基盤について
      1. ミッション、ビジョン、バリュー、パーパスとは?
      2. 関係の質 ~成功循環モデルについて
      3. 心のマネジメントは経営の一環
    2. 「個」の視点 ~ 全員戦力化の基礎づくり
      1. タイプ論と特性論
      2. 心の「構造」(成り立ち)について
      3. 心の「機能」について
        • 自我状態とは
        • ユーストレスとディストレス(Yerkeys & Dodsonの法則)
      4. 「個」の違いを活かした効果的なフィードバック
        • 人事評価・360度サーベイ
        • 1on1コミュニケーションにおける効果的なフィードバック
    1. 「組織」の視点 ~戦力となる強い組織をつくるために
      1. 組織の「個性」について
      2. 組織の強みと弱みについて
      3. 強い組織のつくり方 ~ 心のダイバーシティーを活かす
    ヒューマン・ラポール研究所
    代表
    奥⽥ 英⼆

    PROFILE

    東京大学卒業後、沖電気工業株式会社で現場実務、米国勤務、国際人事グループ長を経験後、ソニー株式会社に転職。組織開発、タレントマネジメントなど、人事畑ひと筋にキャリアを展開。ソニー退職後、ヒューマン・ラポール研究所を立ち上げ、現在、組織開発コンサルタントとして企業を中心にサービスを提供している。保有資格は、1級キャリアコンサルティング技能士、組織人事監査協会認定シニアパーソネルアナリスト、TA心理カウンセラーなど。
  • 第5講

    自ら学び続けるカルチャー変革〜DX時代の人材育成〜

    20221118日(金) 18:00〜21:00
    人生100年時代、リスキルの必要性、学び続ける人材を育てる重要性が叫ばれて久しい中、DX時代ならではの人材育成について、AIやデータを活用した最新の潮流を学びます。学び続けるカルチャーへと変革を行うために、今後の学び手と企業に欠かせない「学ぶ力」に注目し、自らが現代の学び手として進化するためのアクションプラン、さらに企業側での環境整備、社員への支援の実践的な計画を立てることを目指します。
    1. 社会人の学びの前提
      1. キャリア自律
      2. 動機付け
    2. DXによる学習環境と学びの変化
      1. 学習モデル
        - Why, What, How, and Who
      2. スキルギャップを埋める学習
    1. 人材育成におけるDXの活用
      1. データの可視化
      2. AIによるパーソナライゼーション
      3. Learner Experience(学習者の体験)の向上
    2. 現代の学びに必要な三大能力
      1. Learner-Ability
      2. Learning Agility
      3. Learning Habit
    日本アイ・ビー・エム株式会社
    人事
    タレント・ソリューション・ストラテジスト
    藤本 亜子

    PROFILE

    新卒で日本アイ・ビー・エム株式会社入社。以来一貫して人材育成エリアのキャリアを探究中。2013年より学びのプロ集団であるIBM人事 ラーニング・チームをリードし、IBMに「継続して学ぶ文化」を浸透・加速することに注力。2022年7月より現職。人間の学ぶ力、成長を信じ、会社の枠を超え化学反応を起こす「ラーニング・カタリスト」を目指している。学ぶこと、自分らしく生きることをベースとしたコーチング、メンタリング、リーダー成長支援活動多数。
  • 第6講

    ラーニング・アジリティを実現する組織とそのカルチャー

    20221130日(水) 18:00〜21:00
    人材育成に関わるプロフェッショナルとして、社員が新たな知識、スキル、マインドセットを主体的に自ら取り組む学習活動をどのように企業活動にビルトインし、個人の成長・組織の成長に不可欠なラーニング・アジリティを実現する組織カルチャーについて考察します。
    1. ラーニング&ディベロップメントの
      トランスフォーメーション
      1. ラーニング:現在の潮流
      2. ラーニング・アジリティとは?
      3. ラーニングは組織カルチャーに輝きを与える
    2. Learning in the Flow of Work
      (業務の流れのなかでの学習)
      1. 好奇心、失敗を学びに結び付けるマインドセットの醸成、習慣化
      2. ケース:メンタリング/リバースメンタリング
      3. プロセス・システム・ラーニングマネジメントシステム
    1. 組織・オペレーションモデルの変化が生み出す
      新たな「上司・部下の関係性」
      1. トラディショナルスーパービジョンからエコリーダーシップスタイルへ
      2. 学習を伴走する
    2. ラーニング&ディベロップメントの
      プロフェッショナルとしての自己変革
      ラーニング&ディベロップメントチームのトランスフォーメーションにおける挑戦、新たな役割、組織体制
    3M Company
    Talent, Learning & Insights,
    Global Learning Operations Lead
    シナダ カズエ

    PROFILE

    大学卒業後、東日本旅客鉄道株式会社にて、旅客サービス向上・組織変革・駅での管理業務等に従事したのち、米国系製薬会社を経て、米国大学院にて国際組織論修士を取得。2011年から3Mにて、リーダー/タレント育成、キャリア開発支援、D&I推進活動を担当。2018年からはAPAC地域でのVirtual Learningの浸透展開をリードし、2021年夏より、新しい学びのスタイルを模索するため、Global Learning Operations のポジションに転向。
  • 懇親会

    懇親会

    20221216日(金)
    対面での実施を予定しておりますが、状況によりオンラインで実施する場合もあります。あらかじめご了承ください。詳細は確定次第ご連絡します。

Outlineコース概要

対象
企業内人事・人材育成担当者の方
(社会⼈経験3年以上、育成担当経験1年以上が望ましい)
グループワークで積極的な発言を必要としますので、
ディスカッションに意欲的な方を対象とします。
  • 第1講~第6講、懇親会の参加まで同一の受講者が参加することを原則とします。
  • 従業員数1,000名以上の企業様を想定した講義を展開します。
  • ⼈材サービス業など、業態によってはお申し込みをお断りする場合がございます。予めご了承ください。
会期
第1期:2022年9⽉〜2022年12⽉(全6講+懇親会)
  • 日程は、都合により変更となる場合があります。予めご了承ください。
形式
第1講~第6講は、原則LIVE配信の参加型オンライン形式(Zoom)で開催します。
  • 事前にZoomのアプリケーションをご準備ください。
  • 各講義終了後、1週間程度「アーカイブ配信」を行います。
  • 懇親会はオフラインでの実施を想定していますが確定次第、ご案内します。
修了証明書の発行
LIVE配信にて全6講すべての講義を受講された方には、修了証明書を授与します。
  • アーカイブ配信のみ視聴された講義は受講扱いとなりませんので、ぜひLIVE配信にて受講ください。
定員
40名
  • 定員に達し次第、締め切ります。お早めにお申し込みください。
  • 原則、1社2名までのお申込みとします。
料⾦
275,000円(税別:25万円)
  • 1名あたりの参加費用です。
  • 研修費、資料費が含まれます。通信費・参考図書代は含まれません。
お申し込みについて
受講をご希望の場合は、受講人数を下記問い合わせ先(運営事務局)にメールにてご連絡ください。メール受領から1営業日以内に、内容確認及びお申込み書類についてご連絡をさせていただきます。

申込締切:2022年9月9日(金) 17時
  • 締切前でも定員に達し次第、締め切ります。
主催
日本経済新聞社 ライフ&キャリアビジネス 教育事業ユニット

お問い合わせ先(運営事務局)
株式会社ワークス・ジャパン
日経ビジネススクール「人材育成変革リーダー養成講座」事務局
担当:上野・庄司
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-2-2
神田パークプラザ7階(受付2階)
Tel:03-5209-5012
Eメール:school@worksjapan.co.jp
(運営事務局の営業日は、土日祝、国民の休日、年末年始(12/281/4)を除く日となります)
ご請求に
ついて
受講料のお支払いにあたっては、初回の講座開催月に請求書を発行いたします。
  • 請求書は「原本郵送」にてお送りします。
    「PDFでのメール送付」をご希望の方は事務局へご連絡ください。
キャンセルポリシー
やむを得ず解約される場合は、運営事務局までご連絡ください。
申し込み後のキャンセルに関しては、以下の規定に基づき、キャンセル料金が発生いたします。
開催初日の30日前~14日前まで参加費の30%
開催初日の13日前~4日前まで参加費の50%
開催初日の3日前~当日参加費の100%
開催初日以降の解約はお受けいたしかねます。

主催

日本経済新聞社 ライフ&キャリアビジネス 教育事業ユニット

運営事務局

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